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木枯し紋次郎 七 木枯しは三度吹く

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ひゃくめ はり医者安眠夢草紙
木枯し紋次郎 七 木枯しは三度吹く
(こがらしもんじろう・7・こがらしはさんどふく)
笹沢左保
(ささざわさほ)
[股旅]
★★★★☆

解説によると、「唄を数えた鳴神峠」は、第一期シリーズの完結編だったらしい。また、「木枯しは三度吹く」はシリーズ再開第一作ということ。そのせいか、この2編のクォリティの高さ、密度の濃さは、シリーズのTop10に入るものである。

物語●「唄を数えた鳴神峠」信州岡田宿に近い街道の切り通しで、三人の渡世人が一人の女を襲った…。「木枯しは三度吹く」上州甘楽村の隣村一ノ宮の祭礼に江戸相撲がやって来た…。「霧雨に二度哭いた」信州の高原地帯・油井で、一人の渡世人が病に苦しむ女壷振りを助けた…。「四度渡った泪橋」甲州街道・初狩。紋次郎は二年前にこの宿を通ったときに、食あたりの腹痛に苦しみ、通りかかりの百姓に助けられた。その百姓は、その後、土地の親分に殺されたとい。そして、紋次郎は再びその地にやって来た…。

目次■唄を数えた鳴神峠|木枯しは三度吹く|霧雨に二度哭いた|四度渡った泪橋|解説 細谷正充

カバー写真:GRADE1
カバーデザイン:亀海昌次
解説:細谷正充
時代:天保十二年三月
場所:信州岡田。上州甘楽村。信州油井。甲州初狩。
(光文社文庫・486円・97/07/20第1刷・271P)
購入日:99/05/01
読破日:99/05/19

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