2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

沖田総司・魔道剣

アドセンス広告、アフィリエイトを利用しています。
スポンサーリンク
[amazon_link id=”4331608778″ target=”_blank” ]沖田総司・魔道剣 (廣済堂文庫)[/amazon_link]
沖田総司・魔道剣

(おきたそうじ・まどうけん)

加野厚志

(かのあつし)
[新選組]
★★★☆☆☆

最強にして最悪の敵が、沖田総司の前に出現! ますます快調なシリーズ第3弾。小生の初の解説にご期待ください。

実は加野さんに解説を依頼されたとき、作品は読んでいなかったが、前2作(『沖田総司・暗殺剣』『沖田総司・非情剣』)の総司と龍子のコンビネーションの妙を楽しんできたので、シノプシスだけ教えてもらって、シリーズの全体について解説させていただいた。

本が出来上がって、改めて物語を読み通してみると、史実と虚構がパラレルで展開してゆき、大いに楽しめる作品に仕上がっている。とくに、総司と龍子のコンビが、《偽総司》の実体に迫って行くところに捕物帳的な楽しみを感じる。

前作で総司と甘味を相伴した、見廻組与頭の佐々木只三郎が、重要な役回りで登場するのもポイント。新門辰五郎も登場する。

物語●祇園の路地を烏丸龍子と歩く新選組一番隊長沖田総司は、京の闇に跋扈する魑魅魍魎、罪のない女子どもまで手にかける剣鬼《沖田総司》に出会った。屋根の上から舞い降りた《沖田総司》は、鴨川ぞいを巡回する六人の見廻組の組士たちを斬殺した。目前で《偽総司》の凶行を目撃した新選組一番隊長である総司は…。

目次■地獄の傀儡師が闇に舞う|化野に邪鬼を追う|夢の中にまた夢を占う|乙女椿は春刻に散る|闇夜に地獄の蓋を開け|剣士は暗き魔道に生きる|奈落に魔除けの笛が鳴る|解説 理流

カバーイラスト:毛利彰
カバーデザイン:桜井勝志
解説:理流
時代:元治元年(1864)桜の頃
場所:祇園、壬生、小倉山野宮神社、化野、先斗町、烏丸神社ほか
(廣済堂文庫・562円・01/07/01第1刷・297P)
購入日:01/06/17
読破日:01/06/23

Amazon.co.jpで購入