まぼろしの城


まぼろしの城 (講談社文庫)
まぼろしの城
(まぼろしのしろ)
池波正太郎
(いけなみしょうたろう)
[戦国]
★★★☆

最初に好きになった作家ということで、一時かなり集中して池波作品を読んだ。しかし、この本は地味なイメージがあったせいか、未読だった。池波さんらしい、一筋縄ではいかないひねった書き出しで物語は始まる。思わずニヤリとしてしまう。

場所は、上野国の沼田城。主人公は、沼田万鬼斎(顕泰)とその一族。上杉と武田と北条の強力な大名の圧力を受けるかの場所。池波ファンには、真田家がらみの場所としておなじみの場所。この作品でも真田昌幸が登場する。

物語●上野国追貝村の名主で地侍の金子新左衛門のむすめ・ゆのみと、近接する平原村の名主の末弟・平滝源太郎は、婚約中で半月後に夫婦になる仲であった。それを待ちきれずにゆのみと逢い引きした源太郎は、その帰りに、ゆのみの父に射殺された。何故、半月後にむすめの婿になるべき若者を、新左衛門は殺したのか? それも犯行がわからぬように密かに…。

目次■なし

カバー装画:川田幹
時代:天文二十年
場所:上野国・追貝村、沼田、小川、川場ほか
(講談社文庫・448円・83/01/15第1刷・98/10/23第35刷・241P)
購入日:99/05/03
読破日:99/05/09

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