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尾張柳生秘剣

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尾張柳生秘剣

(おわりやぎゅうひけん)

火坂雅志

(ひさかまさし)
[剣豪]
★★★☆☆

『柳生烈堂』シリーズで活躍する火坂さんの柳生もの。柳生新陰流の道統を継ぐ、剣の達人で尾張徳川家の兵法指南役、柳生兵庫助利厳(としよし)の長男・新左衛門清厳(きよとし)を描く、中篇。江戸柳生家の総帥・宗矩に比べると、政治に淡白で、面白味に欠く印象があった、兵庫助の新しい面がうかがえて面白かった。

武道好きな火坂さんらしく、剣の対決場面の臨場感があっていい。

物語●二十三歳の柳生新左衛門清厳(きよとし)は、尾張徳川家の兵法指南役、柳生兵庫助利厳(としよし)の長男である。本来であれば、剣の名門柳生家の輝かしい栄光を一身に受け継ぐべき立場にあった。事実、尾張藩主徳川義直の小姓として三百石を得ていた。ところが、ある事件がもとで、尾張柳生家の別邸に蟄居させられてから、三月が経っていた…。

目次■第一章 蟄居/第二章 剣鬼/第三章 胡蝶

カバー画:横山明
装丁:横山明
時代:寛永十四年(1637)
場所:尾張・小林郷、宮ノ宿、名古屋城下、伊吹山ほか
(祥伝社文庫・381円・00/11/10第1刷・150P)
購入日:00/11/03
読破日:00/11/30

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