『文蔵 2017.12』の特集は、いま、面白いエッセイが読みたい!

『文蔵 2017.12』『文蔵 2017.12』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、笑える、泣ける、考えさせられる……いま、面白いエッセイが読みたい! です。

 エッセと一口に言っても、のほほんとお気楽に読めるものから、襟を正してありがたく読みたくなるものまで、幅広く奥が深い。小説と違い、書き手の生活や素顔が垣間見えるのも、また楽しい。練りに練った端正な文章を書く作家が、思いがけない弾けっぷりを披露するのもエッセイの魅力だ。
(『文蔵 2017.12』P.5 特集 時に小説より面白い!? 必読エッセイ10選より)


今回の特集は、妄想エッセイ、辛口エッセイ、泣けるエッセイなど、ライターの青木逸美さんが、10のおすすめエッセイを紹介します。

時代小説作家髙田郁さんの『晴れときどき涙雨 髙田郁のできるまで』を取り上げてくれているのがうれしいです。

新連載で、梶よう子さんの「由蔵覚え帳」がスタートしました。
江戸市中の事件や噂、落書などの記録に精を出して、それらの情報を必要とする者に提供する情報屋で、「御記録本屋」と異名を取った、藤岡屋由蔵を主人公にした時代小説です。
高橋克彦さんの『完四郎広目手控』の主要登場人物で、江戸の有名人です。どんな活躍ぶりが読めるのか、楽しみです。

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『文蔵 2017.12』(PHP文芸文庫)
『晴れときどき涙雨 髙田郁のできるまで』(髙田郁・幻冬舎文庫)
『完四郎広目手控』(高橋克彦・集英社文庫)


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『文蔵 2017.11』のブックガイドは、ありがたい「神様小説」のご利益

『文蔵 2017.11』『文蔵 2017.11』(PHP研究所・PHP文芸文庫)のブックガイドは、福の神、縁結びの神から貧乏神、死神までありがたい「神様小説」のご利益 です。

 神といえば、万物を創造した全知全能の存在と捉える向きもあれば、福の神や縁結びの神といった縁起の良い存在として謳われることもある。はたまた、死神や疫病神など、忌み嫌われる存在を示唆することだってある。
 そうした神々は、時にはエンターテインメントのモチーフとして物語を彩り、時にストーリー上の重要な役割を務めるなどして、大きな存在感を発揮してきた。
(『文蔵 2017.11』P.5 ブックガイド ありがたい「神様小説」のご利益より)


今回のブックガイドは、何らかのかたちで神の存在を用い、読み手の心に訴えかける作品にスポットを当て、ライターの友清哲さんが、おすすめ本を紹介されています。

ここで紹介されている作品が現代小説ばかりなので、当サイトおすすめの時代小説の「神様小説」を紹介しましょう。

浅田次郎さんの『憑神』。
貧乏御家人に貧乏神が憑いてしまったから、さあ大変。とことん運に見放されながら、懸命に生きる男の姿に抱腹絶倒し、やがて感動の涙がこぼれます。

西本雄治さんの『やっとうの神と新米剣客』。
17歳の剣客・瀬川俊一郎は、剣術を司る「やっとうの神」を名乗る少女・鈴に気に入られて一緒に暮らすことなります。やがて二人は、将軍暗殺を企む戦神・威風に立ち向かうことになります。
第1回・招き猫文庫時代小説新人賞・大賞受賞作品。

「話題の著者に聞く」のコーナーには、伊東潤さんが登場します。
村田新八を主人公に西南戦争を描いた『武士の碑』をはじめ、『走狗』、『西郷の首』と、明治ものを意欲的に発表している著者へのインタビューです。

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『文蔵 2017.11』(PHP文芸文庫)
『憑神』(浅田次郎・新潮文庫)
『やっとうの神と新米剣客』(西本雄治・招き猫文庫)
『武士の碑』(伊東潤・PHP文芸文庫)
『走狗』(伊東潤・中央公論新社)
『西郷の首』(KADOKAWA)

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『文蔵 2017.10』のブックガイドは、「クライシス小説」

『文蔵 2017.10』『文蔵 2017.10』(PHP研究所・PHP文芸文庫)のブックガイドは、未曾有の大災害、バンデミック、経済危機…… 「クライシス小説」に刮目せよ です。

地震、豪雨、火山の噴火など自然災害が多い日本。加えて、細菌やウィルスに感染したり、ヒアリなどの外来危険生物が入り込んだり。東アジアの緊張もあって、戦争やテロも無縁ではなくなっています。
目の前にある危機に向き合うために、さまざまなクライシスを題材にした名作で、その本質を理解するのも役に立つかもしれません。
文芸評論家の末國善己さんが、「クライシス小説」の名作13作をガイドします。

時代小説ファン向けには、嶋津義忠さんの『起返の記 宝永富士山大噴火』と出久根達郎さんの『大江戸ぐらり』を紹介しています。

前者は宝永四年(1707)の富士山噴火の惨状とその後の復興から立ち上がった人々の苦闘を描いています。後者は安政二年に起きた安政江戸地震で、未曾有の災害に戸惑いながらも、復興に向かう江戸の人たちを描いた人情味あふれる作品です。

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『文蔵 2017.10』(PHP文芸文庫)
『起返の記 宝永富士山大噴火』(嶋津義忠・PHP研究所)
『大江戸ぐらり』(出久根達郎・実業之日本社文庫)

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『文蔵 2017.9』の特集は、真夜中にどっぷり浸りたい小説

『文蔵 2017.9』『文蔵 2017.9』(PHP研究所・PHP文芸文庫)の特集は、幻想的作品からホラー、感涙作まで 真夜中にどっぷり浸りたい小説 です。

もうすぐ秋。
夜長に、独り読書に耽りたいという人も少なくないのでは?

今月号の特集では、つい夜更かししてしまうような魅惑的なおすすめ小説9編を、ライターで書評家の石井千湖さんが紹介します。
作家の森見登美彦さんと澤村伊智さんへのインタビューも収録しています。

時代小説ファンとしては、強力な連載が楽しみです。

葉室麟さんの「暁天の星」
あさのあつこさんの「おいち不思議がたり 飛翔篇」
山本一力さんの「献残屋佐吉御用帖 亀久橋のくま」
宮本昌孝さんの「天離り果つる国」

信長の時代を舞台にした、「天離り果つる国」に、白川郷帰雲城の城主として、内ケ嶋氏理(うちがしまうじただ)が登場します。
この内ケ嶋氏は、領地の鉱山経営で力をつけていきます。しかし、天正十三年(1585年)11月に、白川郷一帯を襲った大地震(天正地震)によって、内ヶ嶋一族含め領民は生き埋めにあって、死に絶えて滅亡します。

時代小説でこれまであまり描かれることがなかった、内ケ嶋氏の悲劇が、今後描かれていくのか気になります。
なお、内ケ嶋氏は金山を発見したともいわれ、大地震で一族滅亡したことから、埋蔵金伝説も残っています。


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『文蔵 2017.9』(PHP文芸文庫)

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『文蔵 2017.8』のブックガイドは、「医療小説」の最先端

『文蔵 2017.8』『文蔵 2017.8』(PHP研究所・PHP文芸文庫)のブックガイドは、サスペンスからヒューマンドラマ、時代小説まで 「医療小説」の最先端 です。

サスペンスからヒューマンドラマ、社会派小説まで、多岐にわたるジャンルで、今や一大潮流となった医療小説のおすすめ作品を紹介します。書評家の大矢博子さんが、その人気の秘密に迫ります。

歴史・時代小説のジャンルについては、『ふぉん・しいほるとの娘』(吉村昭著)、『赤ひげ診療譚』(山本周五郎著)など名作から、和田はつ子さんの「口中医桂助事件帖」や上田秀人さんの「表御番医師診療禄」など人気の文庫書き下ろしシリーズまで、広い視野から面白い作品を挙げられています。

葉室麟さんの「暁天の星」をはじめ、あさのあつこさん、山本一力さん、宮本昌孝さんらの連載小説も楽しみです。

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『文蔵 2017.8』(PHP文芸文庫)

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