2023年時代小説SHOWベスト10、発表!

2013年時代小説ベスト10 文庫書き下ろし部門

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この時代小説がすごい! 2014年版『この時代小説がすごい! 2014年版』では、私、理流の文庫書き下ろしの時代小説ベスト6を掲載いただきしました。既出のベスト6に、未発表の7位~10位を加えて、「時代小説SHOW」版の2013年時代小説・文庫書き下ろし部門のベスト10を発表します。

対象は、奥付表記が2012年10月1日から2013年9月30日発行の時代小説作品(シリーズ)で、文庫書き下ろし作品になります。単行本の文庫化は対象外です。

順位タイトル著者出版社・レーベル
1位おくり櫛おくり櫛本間之英祥伝社・祥伝社文庫
元旗本の次男坊で櫛職人新次郎は、長屋の井戸から近衛家と徳川家の家紋の入った玉手箱を見つけことから、許婚の里尾を何者かに拐かされ、甲府徳川家と徳川宗家の暗闘に巻き込まれていく……。1位はノンストップで読めるハードボイルド時代小説。
2位紀之屋玉吉残夢録紀之屋玉吉残夢録 シリーズ水田勁双葉社・双葉文庫
元御家人で今は幇間という異色の主人公玉吉が活躍する捕物小説。玉吉の過去を知れば知るほど、深く感情移入ができます。
3位風の市兵衛風の市兵衛 シリーズ辻堂魁祥伝社・祥伝社文庫
金が人を狂わせる時代を、算盤侍市兵衛が斬る! この読み心地の良さは何物にも代えられません。
4位着物始末暦着物始末暦 シリーズ中島要角川春樹事務所・ハルキ文庫(時代小説文庫)
イケメンの着物始末屋が、人々の悩みもきれいに始末する市井人情シリーズ。
5位みをつくし料理帖みをつくし料理帖 シリーズ髙田郁角川春樹事務所・ハルキ文庫(時代小説文庫)
読んで幸せになる、江戸グルメ小説。明日を生きる勇気が湧いてきます。
6位帳合屋音次郎 取引始末帳合屋音次郎 取引始末 シリーズ藤村与一郎PHP研究所・PHP学芸文庫
大店との大口の新規取引を望む商人に、道をつけてやる帳合屋を描く、江戸の商いをテーマにした痛快物語。
7位浪花ふらふら謎草紙浪花ふらふら謎草紙 シリーズ岡篠名桜集英社・集英社文庫
大坂の町と人情を鮮やかに描く青春捕物小説に胸キュンになります。
8位取次屋栄三取次屋栄三 シリーズ岡本さとる祥伝社・祥伝社文庫
栄三の冴え渡る“取次”ぶりに、無双の心地よさを感じます。この1年間に『海より深し』『大山まいり』『一番手柄』『情けの糸』の4作品が刊行されて、充実ぶりがうかがえます。
9位濱次お役者双六濱次お役者双六 シリーズ田牧大和講談社・講談社文庫
若手女形が演じる夢芝居に心が躍るキュートな時代小説。3巻目の『翔ぶ梅』より文庫書き下ろしに。
10位秘闘秘録新三郎&魁秘闘秘録新三郎&魁 シリーズ中谷航太郎新潮社・新潮文庫
ノンストップで繰り広げられる圧倒的なアクションシーンの連続で、大興奮のアクション時代活劇です。

◎2015年の「時代小説ベスト10」を発表した際に、あわせて2013年、2014年の「時代小説ベスト10」についても、加筆のうえ、公開させていただきました。(2015/12/26)

→2013年時代小説ベスト10 単行本部門を見る