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新しい手習いの先生には人に言えない秘密がある

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手習い所純情控帳 泣き虫先生、江戸にあらわる誉田龍一(ほんだりゅういち)さんの文庫書き下ろし時代小説、『手習い所純情控帳 泣き虫先生、江戸にあらわる』が双葉文庫より刊行されました。
「お裁き将軍 天下吟味」シリーズや「定中役捕物帖」シリーズなど、時代物ミステリーで活躍する著者の新シリーズです。

本所石原町の「刀林寺」住職・諾庵を頼り、江戸に出てきた三好小次郎。寺に寝泊まりする代わりに、諾庵に請われるまま手習い所「長楽堂」の先生になった小次郎は、ちょっとしたことにすぐ感動して涙を見せることから、子どもたちに「泣き虫先生」と呼ばれるようになる。
そんなある日、長楽堂の教え子が家に帰る途中、姿を消してしまう。かどわかしに遭ったのか? さっそく小次郎は探索を始める……。

主人公の三好小次郎は、正義感で感動するとすぐに涙を流しますが、実は一刀流の達人でもあります。諾庵を頼って江戸に出てきて、諾庵が師匠をしていた手習い所の師匠となります。

さて、この小次郎は、人に言えない秘密をもって江戸にやってきました。
事件あり、謎ありで、ユーモラスなやり取りも楽しい人情時代小説の誕生です。

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『手習い所純情控帳 泣き虫先生、江戸にあらわる』